年賀状の知っておくべきポイントとマナー
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年賀状の投函と返信はいつまで?
年賀状はいつから投函出来ていつまで返信してよいのか?などの出す時期について
年賀状を出す時期 | 年賀状が届く時期 | |
〜12/14 | → | 年内(これはダメ) |
12/15〜12/25 | → | 元旦 |
12/26〜12/28 | → | 三が日 |
12/29〜1/5 | → | 松の内(1/7) |
1/6〜 | → | 寒中見舞い |
- 年賀状の投函と返信はいつまで?
- 例年、年賀状が引受開始されるのは12月15日です
年賀状を元日に届けたい場合には、12月15日から25日の間に出す必要があります。
12月26日以降に投函した年賀状は元日に届かない可能性がありますので、なるべく早めに準備をしましょう。
また、受付期間が始まる前に投函してしまうと一般の郵便物と同様に扱われてしまうため、早ければ投函した翌日には相手に届いてしまいます。必ず12月15日以降に投函するようにしてください。 - 年賀状として返信できる期間
- こちらが年賀状を出していない相手から年賀状が届いた場合には、松の内(1月1日〜1月7日)までに投函すれば失礼ではありません。
通常の年賀状には消印がありませんが、1月8日以降に投函した年賀状には消印が押されますので、気になる方は早めの返事を心掛けてください。
1月8日以降に返信する場合は、季節の挨拶として「寒中見舞い」で返事をしましょう。
寒中見舞いは、松の内が明けてから、節分(2月3日)頃までに届くように投函します。
立春(2月4日)を過ぎると「余寒見舞い」になりますので、注意が必要です。
年賀状のマナーと注意点
年賀状には書き方のルールやマナーがあります
年賀状はお世話になった人や親しかった人へ感謝の気持ちを込めて、新年のお祝いとともに今後の親交をお願いする挨拶状です。
特にビジネスに於いては、会社同士の関係を円滑に保つためにも、年賀状のやり取りは欠かせないものです。
襟を正してきちんと挨拶するいい機会ですので、マナーを知って礼儀正しいご挨拶を心がけましょう。
1.賀詞を選ぶ際の注意点
2.差出日の「元旦」について
3.頭語・結語・句読点
4.忌み言葉
5.ありがちな間違い
- 1賀詞
- 「謹賀新年」「明けましておめでとうございます」などを賀詞といいます。
この挨拶ははがき全体のタイトル部分になりますので、大きく目立つように書きます。
年賀状の場合、この賀詞だけフォントを変えてデザインの見栄えを良くしたりします。 - 賀詞の使い分けと具体例
1文字「寿」「福」「賀」「春」「慶」など
2文字「賀正」「迎春」「賀春」「頌春」「初春」などの賀詞は省略しすぎていて目上の方へは不向きです。
4文字「謹賀新年」「恭賀新春」「敬頌新禧」、もしくは「あけましておめでとうございます」「初春のお慶びを申し上げます」「謹んで新年のお慶びを申し上げます」など省略されていない賀詞を目上の方へは使いましょう。 -
間違えやすい表現
二重表現に気を付けましょう。二重表現とは「新年明けましておめでとうございます」のように「新年」で既に年が明けていることを言っているのに、重ねて「明けまして」を用いる表現です。
賀詞ではありませんが、「令和○年一月一日 元旦」も二重表現です。「令和○年 元旦」とます。
「A Happy New Year」も「Happy New Year」とし、冠詞である”A”を省くのが本来の表現です。 - 2差出日の「元旦」について
- 元旦に到着しない場合は「元旦」を使わないほうがよいのか?という疑問ですが、この部分は本来到着日を指定している部分では無く、書いた日(出した日)を書く部分ですので年内(一月一日もOK)に投函する分はすべて「元旦」でよいと思います。
ちなみに「元旦」は1月1日の朝を指しますので、正確には昼以降出す分は「元日」としなければ正確ではありませんが、わざわざ使い分ける必要はありません。 - 年賀状は「元旦」が標準フォーマット
既に用意してある年賀状に宛名を書いて出す場合はすべて元旦でよいと思います。
ただ届いた年賀状への返事を「遅れて申し訳ございません」と書き添えたりする場合は「令和○年 正月」などとした方が自然かもしれません。 - 具体例「令和○年 元旦」で良いと思うますが、遅れて忌になる場合は「令和○年 正月」「令和○年 一月」としても良いでしょう。
しかし、遅れが気になる方は「寒中見舞い」として返事をしたほうが時期外れ感が和らぐかもしれません。 - 3頭語・結語・句読点
- 頭語・結語は不要です。「謹賀新年」などの賀詞がその役目を果たしています。
また、句読点も不要です。
年賀状は慶事ですので、慶事そのものを終わりにしないとか、相手との関係を終わりにしないなどの区切りをつけないという願いを込めて句読点を省きます。 - 具体例「旧年中は大変お世話になり、誠にありがとう〜」→「旧年中は大変お世話になり 誠にありがとう〜」というように句読点の代わりにスペースで区切っていきます。
横書きのカジュアルな挨拶文の場合は気にしなくても良いかもしれません。
- 4忌み言葉
- 忌み言葉とは、良くないことを暗示させるような言葉・漢字のことを指します。
言葉そのものが縁起が悪い言葉もあれば、読み方によっては縁起の悪さを連想させる言葉などが忌み言葉とされています。
年賀状にも使用を避けなければいけない忌み言葉があります。
忌み言葉は「その言葉・漢字を使わない」という避け方もありますが、「言葉を言い換える」ことで避けることもできます。 - 具体例「去年はお世話になりました」→「旧年中はお世話になりました」
「去る」が忌み言葉なので「旧年」「昨年」などに言い換えます。
他にも年賀状での忌み言葉としては
去年、終わる、衰える、切れる、落ちる、離れる、病む、消える、枯れる、苦しむ、壊れる、崩れる、倒れる、失う、滅びる、の他、死、別、切、流なども忌み言葉です。
- 5ありがちな間違い(ご自愛ください)
- 賀詞の項目でも触れていますが、二重表現という同じことを重ねて書いてしまう間違った表現というものがあります。
年賀状でありがちな「ご自愛ください」という表現を使う際に「お体ご自愛ください」としてしまうのは、この二重表現にあたります。
ご自愛という言葉の中にすでに「体を大切にする」という意味が含まれており、「体」という言葉が重複してしまうため正確な表現ではありませんので注意してください。
年賀状の文章構成
ビジネス年賀状・プライベート年賀状の文章構成とテンプレート
年賀状の基本的な文章構成と、それぞれの文章の具体例をまとめました。
ちょっとした言い回しが浮かんでこない、この書き方であっているのか不安という場合に参考にしていただけます。
- ビジネス年賀状の文章構成
- 1.賀詞
2.日頃のお付き合いへの感謝・旧年中のお礼
3.今後の指導や変わらご厚誼を願う言葉
4.先方の幸運や繁栄を祈る言葉
5.差出日
- 1賀詞
- ビジネスでの年賀状に使う賀詞は4文字の賀詞もしくは省略されていない賀詞が良いでしょう。
・謹賀新年
・恭賀新春
・敬頌新禧
・あけましておめでとうございます
・初春のお慶びを申し上げます
・謹んで新年のお慶びを申し上げます - 2日頃のお付き合いへの感謝・旧年中のお礼
- 一般的なビジネス挨拶状
・旧年中は格別のご厚情を賜わり厚く御礼申し上げます
・旧年中は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございました
・旧年中はたいへんお世話になり誠にありがとうございました
・昨年中は格別のご用命を賜り厚く御礼申し上げます
・旧年中は一方ならぬ御高配にあずかり誠にありがとうございました
・旧年中はご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます
・旧年中は公私にわたりお世話になり心より感謝申し上げます 返事か遅くなった年賀状
・ご丁寧にも年賀状を戴きまして恐縮に存じます
・ご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました
・新年のご挨拶が遅れましたこと深くお詫び申し上げます
・新年の挨拶が遅れてしまい大変失礼いたしました 続けて以下のように続けると良いでしょう
・年末の業務に追われ 賀状が遅れましたこと恐縮の至りに存じます
・昨年末は例年になく多忙をきわめ 誠に不本意ながらどなたにも年賀状をお出しできずにおりました - 3今後の指導や変わらご厚誼を願う言葉
- 新年やこれからの抱負を述べるなどしつつ、今後のお付き合いを願う言葉を書きましょう。
・本年も変わらずご厚誼のほどひとえにお願い申し上げます
・本年もご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます
・本年も倍旧のご愛顧のほどひとえにお願い申しげます
・本年もなお一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます
・本年も引き続きご芳情を賜りますよう よろしくお願い申し上げます - 4先方の幸運や繁栄を祈る言葉
- 合わせて先方の幸運や繁栄、皆様の健康を願う一文で締めくくるとスマートです。
・皆様のご多幸と貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます
・貴社の益々の発展をお祈り申し上げご挨拶といたします
・皆様の益々のご繁栄を心からお祈り申し上げます
・本年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます
・貴社ますますのご発展と社員皆様のご活躍を祈念いたします
- 4差出日
- 年賀状の差出日には、基本的に「元旦」を使います。
2日以降に出す場合に「正月」「一月」などを使います。
・令和○年 元旦
・令和○年 元日
・令和○年 正月
・令和○年 一月 - プライベート年賀状の文章構成
- 1.賀詞
2.本文(旧年中のお礼・近況報告)
3.相手の健康や幸運を祈る言葉
4.今後のお付き合いのお願い
5.差出日 - 1賀詞
- プライベート年賀状の賀詞はデザイン中心で選んでよいかと思います。
ただし、目上の方へは「寿」「迎春」などの省略された賀詞は不向きとされています。 - 2本文(旧年中のお礼・近況報告)
- 「昨年中は大変お世話になりました」などのお礼や無事に年越しをした等の報告をします。
今年の抱負や引越し、結婚、出産などの近況報告もすることができます。 - 3先方の幸運や繁栄を祈る言葉
- 一年の最初に送る季節の挨拶状でもある年賀状ですから、自身の事だけでは無く相手にとっても今年が良い年でありますようにという祈念の言葉があるとよいと思います。
「皆様に幸多き年となりますように」
「皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします」など。 - 4今後のお付き合いのお願い
- 「本年もよろしくお願いいたします」などのお付き合いをお願いする言葉も欠かせません。
- 5差出日
- 「令和○年 元旦」とするのが、年賀状標準の差出日と考えて間違いではありません。
到着日を表すものではありませんので1月1日までに出す分は「元旦」で良いと思います。
年賀状の文例集
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年賀状のデザイン見本
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