退職挨拶状の基本的な書き方とマナー
基本的な文章構成
・頭語・結語(拝啓・敬具など)
・時候の挨拶
・退職の報告(退職した日は「この度」等として明記しないこともできます)
・退職の理由(簡潔に、もしくは一身上の都合)
・お世話になったことへの感謝の気持ち
・今後の末永いお付き合いのお願い
挨拶文の参考に
・ここで得た経験や想い出について、簡素に触れておくのも良いと思います
・今後のお付き合いをお願いする挨拶状でもあります。丁寧な表現を心がけましょう。
・「皆様方の益々のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます」等のエールを添えても良いでしょう。
・送別会を催して頂いた場合のお礼、仕事を引き継ぐ担当の紹介なども必要に応じて加えて下さい。
句読点(、や。)は使わない
正式な挨拶状では句読点を使わないのがマナーです。物事に区切りを付けないなどの意味がありますが、特に退職挨拶状では「縁を切る」などを連想させるのを避けたい意味も込められます。
読点の代わりにはスペース、句点の位置では改行するのが基本です。
頭語・結語
頭語(拝啓など)・結語(敬具など)には基本的なセットがあります。
「拝啓-敬具」「謹啓-謹白」の何れかをセットで使うのが一般的です。「拝啓−敬具」がもっとも一般的なもので、「謹啓-謹白」はあらたっま表現となります。関係性を考慮して選ぶとよいでしょう。
郵送での略儀
郵送時は「本来なら直接訪問して挨拶すべきですが今回は書面で失礼します」というお詫びも入れておきましょう。「まずは略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます」等の形式的な一言で大丈夫です。
句読点・頭語結語の詳しい解説
退職理由について
退職理由の詳細は必要ありません
全く触れないか、「一身上の理由」とするのが一般的です。収入など待遇面の理由だったり、体調による退職など、プライベートな理由に敢えて触れる必要はありません。
また、退職理由の詳細や会社の悪口・非難などは、逆に自分の評判を傷付ける可能性もあります。後々の関係を良好に保つためにもネガティブな内容は避けた方が無難です。
ポジティブな退職理由ならOK
結婚や出産などによる退職や、目標に向けての準備などポジティブな理由であれば、今後の抱負とともにお伝えするのも良いでしょう。
親しい方々やお世話になっている方々と、明るい未来を共有するつもりでお伝えすべきかもしれません。
退職の挨拶状は誰に出す?
社外の方々へ向けて
親しくしていた担当者や、お世話になった取引先の方々へも送ると良いでしょう。
退職後も繋がりを続けたい方などへ、節目の挨拶が一言あるだけで、良好なお付き合いが継続しやすくなるでしょう。
また、退職が伝わっていない可能性のある方へも送ると丁寧です。
社内(上司・同僚など)へ向けて
お世話になった上司や先輩、同僚などへ、あらためて在職中のお礼をすると良いでしょう。退職後もつながりを大切にしたいと思う方には積極的に送るようにします。
この職場で得た経験や様々な想い出を振り返ったり、記憶に残っているプロジェクトなど、感謝を伝えたい相手を一人ひとり思い浮かべながら、丁寧に送る相手をリストアップしてみてください。その方だけに向けた特別な1枚を作ることもできます。
退職の挨拶状を送る時期(タイミング)はいつ?
退職後1ヶ月以内に送りましょう
退職挨拶状は退職後1ヶ月以内に送るのが一般的です。
退職から時間が経ち過ぎても失礼にあたるケースもあります。近く、転職や引越しの予定がある場合には、それらが済んで落ち着いてから、近況報告とともに挨拶状を出すという方法もあります。
※退職翌日に届くような早過ぎも印象がよくありません。
事前にお知らせ?
ネットなどでは、退職の一ヶ月前からお知らせするのがよいとされている解説を見ることもあります。
たしかに普段から業務上のお付き合いがある取引先や社内の方々へは、引き継ぎなども含めて、事前(一ヶ月前など)に退職する旨をお伝えする必要があります。
しかし、この連絡を「退職挨拶状」で行う必要はありません。在職中に社内外へ向けて「退職挨拶状」を出してしまうと混乱してしまうケースもあるので気を付けましょう。
退職挨拶状ではこれらの方々を含め、在職中にお伝えする機会の得にくい方や恩師、友人など、これかもお付き合いをお願いしたい方へ向けて、改めて在職中のお礼を伝える挨拶状になります。
退職の挨拶状ワンポイント
個人として出す(差出人は個人)
自分自身の感謝を伝えたり、個人として今後のお付き合いをお願いする挨拶状ですので、会社名で出したりしません。
連絡先も添えましょう
今後の連絡先(住所、電話番号、メールアドレス)など、今後もお付き合いしたい方へは添えておくと良いでしょう。
な
つながっておく大切さ
これまでに培った人脈を新天地で活かすことができるよう、在職中にお世話になった方々に限らず、ご縁のあった方々には、挨拶状を送るようにしましょう。(今後の良い切っ掛けになることを願って)
少なくとも連絡した際に、協力的な態度で応じていただけるようなご挨拶をしておくと、後々の自分の仕事の幅や評価を高めてくれるかもしれません。